スタートライン (2023季総括❸)

小松、移籍ありなら、湘南あたりかな……。

今季。

トップリーグからは、横浜FCが落ちて、町田、磐田、東京Vが昇格、

2部から、金沢と大宮が落ちて、愛媛と鹿児島が昇格、

北九州は、JFLからの昇格がなかったから、3部に残留。

(ㇻインメール青森は、最終盤に失速、J昇格を逃す)

で、来季から。

J3つのカテゴリーは、すべて 20チーム(38節)によるリーグ戦に突入。

2、3部では、プレイオフがおこなわれて3番目の昇格チームを決めるから、1部と2部は、下位の3チームが自動降格になる。

昇格、降格、ともに門戸が広くなるのは、悲喜も増すけど、良きこと。

……歴史的なレギュレーションでのスタートです。

2日の晩。

アルウィンから戻り、心身を解凍してから、

恐る恐る、エスパルスファンのひとりにメールを入れたら、

案の定、失意の底にいらっしゃいました。

僕は、対ヴェルディ戦を観てないが、

互いにひとつづつのPKで勝敗が決まった、というのは、

かなり低クオリティなゲームだったろうな、と思う。

(リーグ戦順位の優越性によって、引き分けなら、ヴェルディが勝ち抜け)

だから、清水ファンサポーターからすれば、余計に、辛い現実となったのではないか。

そりゃあ、そうよ。

人件費 22億円で戦った清水なのだから。(しかも、クラブ収入は、前年より7億円の増加)

対し、補強一切禁止、トップチーム人件費 13億円 で1部昇格を果たした磐田。(☞ともに2022年決算より)

かように、クラブ原資と、フィールドパフォーマンスのチグハグを言ったら切りがないけれど、

親、あるいは、責任企業を持たない山雅が、経営として考えるべきことは、

売上19億円、人件費8億円で降格した2021季を、あえて振り返り、

この際、2024季は、金銭的には、相当な緊縮をほどこして始めなけりゃなるまい。

(註:EPSON社は、決して責任企業でない。下手をすると業績次第では、労組の突き上げなんかで、メインスポンサーから退くことだってあり得る。
かつて、EPSON販売がスポンサードしていた時季は、そんな動きは常にあった。
いつか、胸からEPSONが消え、ミネベヤミツミが入ったりして)

つまり、めざすサッカーを、今より年俸の低いプレイヤー集団でもってやり上げる、という事態。

クラブは、それでいいとして、

いまだ過去の記憶に浸るファンサポーターのアタマの中を、果たして変えられるや、否や。

来季は、それを変えさせることが、ピッチで戦う指揮官と、チームのいちばんのテーマでありましょう。

もちろん、いちばんのファンサービスは、勝つこと。

では。