勤務から帰宅したら、
ゲームは、前半30分を過ぎていて、
その後、直に、小松が相手GKのファールを誘って、PKを獲得。
観ていて、(小松のスタート位置の感じから) 横に居る家人に、
― 小松は左の方に打つ、すると、キーパーも(スカウティングしていれば)そっちに飛ぶ。
上方へ強く打たない限り入らないな、と独り言のように呟く。
すると。
左利きで、過去、ゴールマウスのまん真ん中から左方向の枠内に打ってきた小松は、やっぱり左端を狙い、それを読んだキーパーに、まんまと阻止された。
つまり、山雅を観続けていれば、こういう未来が、いやでも視えてしまうのだ。
予言者の辛さ、です。
とは言え、味方をも欺くようなプレイは、このところあまりないことも確か。
山雅サッカーが、ますます実直、淡泊 になってんですね、きっと。
無念と諦めの悪さを発散しているのは、山口 一真くらいか。
さて。
後半開始のDAZN実況は、鹿児島(対沼津) の勝利により、山雅の、今季昇格可能性が潰えた、とご報告してくれた。
そんなことは既に、
6ゲーム前からこっち、上位の停滞だのみが続いていたのだから、昇格の可否そのものは、無念なるものの、
天地がひっくり返るほどのことでも無い。
80~90年代に活躍したマラソンランナー中山 竹通(池田町出身)は、たしか、バルセロナ五輪で 4位になった後、
― メダルを獲れなきゃ、4位でもドベでも同じようなもんだ。
と発言して、マスメディアの報道姿勢を批判した。
〈昇格しなけりゃ、3位でも最下位でも同じ〉
ロマンチストの、こういった弱きメンタルに、
これから、山雅を、周りからむしばませないこと、それが大切。
ただ、直近、いただけないのは……、
❶みづから〈半端な〉ゲームをやって敗戦(ys横浜戦 )して、いわば、自滅したこと。
❷リーグ戦績を、出来る限り上位で終えなければならないのに、
今節も勝ち切れずに、スコアレスドロー。
結果、現在、得失点差も効いて、9位あたりに甘んじていて、これじゃあ、最終、よくても5位か。
……とくに、❷は、讃岐とのゲーム様相からすれば、おおいに期待はづれ。
ただですね。
診方を変えれば、誰かさんがいないと、これが精一杯、とも言えましょう。
ファンサポーターに良心があるならば、EPSON月間MVPは、その投票を棄権すべきではありますが、
せいぜい、、定位置復帰を勝ち獲ったビクトルか、成長への報奨として米原か、このいづれか?
プレビュウでも指摘したとおり、讃岐はカウンター攻撃のチームなんで、ボール支配は、やっぱり山雅に傾いて、こちらがボールを握る展開が続いた。
僕が観た限り、讃岐の、5バックのチームディフェンスが、時間経過とともに疲れから、緩くルーズになった、70分前後。
このあたりが、山雅としていちばん、攻撃に張りあいが出て、ゴールの匂いがした。
縦パスも何度か試みられたし、
79分、ペナルティーエリアから、滝が、小松めがけて送ったクロスは見応えがありました。
でも、せっかく威力ある攻撃の時間帯を無得点で過ごしてしまうと、
お決まりの3バック変換から、相手のカウンターを橋内頼みでケアしつつ、ロングボール戦法へと変貌。
これも、予言者ばかりでなく、おおかたの山雅ウオッチャーには透視できたのではありませんか?
さて……。
ラストゲーム、このあたりを、どう打開しましょう?
まさか、昇格可否を言い訳に、宿題を放り出していいわけがない、チーム山雅よ。
では。