プレビュウでは、引き分けでもダメ、と言っておきながら、
そこそこ観ていられるゲームができていた、と僕が肯定的に診るのは、
その舞台裏に、チームが日頃、自分流のサッカー創造に取り組んでいる注力、努力の存在を感じるからでありまして。
毎度、クドくて誠に申し訳ありませんが、
夏の移籍(復帰)も含め、今季のチーム編成くらいに、
現場におけるサッカーの変容、変換に効いたのは、数年来なかったように思う。
たとえば、先制点。
藤谷 壮が、ゴールラインぎりぎりから蹴り込んだクロスボールを、
走り込んだ滝 裕太が、右足で後方にキックして送ると、
それを、渡邉 千真が滑り込みながらボレーシュートで決め切ったやつ。
3部リーグでは、ちょっとお目にかかれない魅せるゴール、だった。
そもそもが、サイドチェンジして、藤谷にボールを送ったのは山口 一真。
ゴールに結実した連携に絡んだのは、すべて新加入組であったのを、偶然、とは思いたくないわけです。
現状。
イチかバチかは棚上げしといて、流儀を培おうとする姿勢は、買います。
正直な話、来シーズンも視野に入れざるを得ない時季でもあれば、なおさら。
失点したものの、あのPK、ビクトルが右に飛んだ予想は当たっていたし、
― あぁ、ゴールキーパーでどれだけゲームをムダにしたのようっ、と家人は、今になって愚痴るのだけれど、
ようやくと、僕が3回は指摘していた事情、に思いあたったようでして、
……あとは、下川 陽太が復活してもらいたい、というのが僕のホンネ。
では。