(ライトアップに浮かぶ小倉城、by ジョー氏)
ジョー氏から、
北九州には、『小倉日記』という名の、有名なお菓子があると聞いた。
1899年(明治32年)。
森 鴎外は、置かれて間もない陸軍第12師団の軍医部長として小倉に赴任し、そこで、2年余りを暮らした。
その地で書き綴っていたのが、『小倉日記』。
後年。
夏目 漱石の葬儀で、芥川 龍之介がその受付を務めていたら、
なんともいえぬ気品をたたえた人物が訪れ、その雰囲気に圧倒された。
この紳士が、会葬簿に記帳しているのを覗くと、
森 林太郎 (鴎外の本名) とあった。
……このエピソードの出典がどこなのか、僕は知れないけれど、
こういった出来過ぎのお話しはやはり、誰かの創造に違いない、と思う。
では。