居残れ.この夏のごとく (宮崎戦プレビュウ❷)

プレビュウ❶では、

緩慢なプレイ、スキ、ミスは禁物と、書いた。

たとえば。

速くやりたいがための、ワンタッチプレイの跳ね返りによって、
ボールがなぜか相手に渡ってしまう、こういうのもミスですよ。

テニスでいう、アンフォースト、ってやつ。

試合の大局は、こっちが握ったにせよ、

ひたすら、

前方には、相手ゴール近辺へと、手早くボールと人が到達する、

後方へは、前に向かうのと同等の速度で戻る、……を徹底しよう。

自分のゴールからは〈遠く〉、相手ゴールへと〈速く〉

で、みっつめのテーマは、〈中へ〉

サイド攻撃は、相手の守備網を横に粗くし、かつ、ディフェンダーの視界にゆさぶりをかけられるから、重宝だけれど、

結局は、ゴール正面へとボールを運ぶ、という意味では、急がば回れ式なやり方。

サイド攻撃は、萬年これを、否定しない。

けれど、山雅の攻撃には、サイド一辺倒でない、プラスの要素を期待してもいい時季だと思う。
クロスを20~30本入れ続けるばかりでもなぁ。

つまり、ペナルティエリア幅の延長スペースを使って、ペナルティエリアに侵入する。

たとえば、緩なパスワークから、急な縦パスをかまして、突入。

または。

カットインして入って、前を向いたプレイヤーが湧いて来て、シュート。

中央は、相手ディフェンダーでキッチリ固められるかも知れないが、ここから撃てば、枠内シュートの確率は高いのだから、狙いたいね。

サイドに振った、かと思えば、ディフェンダーの佇立する、ゴールキーパーの死角から打つ。

要は。

シュートの前のボール、すなわちアシストの起点が沢山あることが大切だろうし、タレントがここまで揃ってくれば、やらない手はない。

ともかく。

対戦してみないとわからないのが、3部リーグ特有の未熟さではありましょうけれど、

常に、できるかできないかの限界点にチャレンジしてないと、退化が忍び寄るのが仕事。

ねちっこくもいまだ居残る、今夏のように、諦めずにリーグ戦を戦うのさ。

では。