メドが立った,と決めつける (琉球戦レビュウ❷)

ゲーム開始の1時間前ぐらいだったか?、息子から家人へと電話が入る。

― ひょっとしたら、スタジアムに来てる?

ご本人は、会社の同僚と現地観戦のご様子らしいが、こっちはとにかく、

病み上がりでもあるから、今夜は大人しくDAZN観戦だよ、と返したけれど、

とにかく、あの場で勝利の街を唄えたんだろうから、なによりであった。

ところで。

一昨夜の勝ちを、まさか? 〈泥臭い〉勝利、とか言い出す輩が出現するのかいな?

だいたい、その言葉の裏には、

お前の技量はせいぜいそこまでなんだから、あとは、なりふり構わぬ気持ちで不足を埋めろ、みたいな見下した視点が貼りついている。

そもそも、サッカーとは、使える武器はなんでも使うのが〈王道〉でもあるし、

おのれの技量に関して、限定的な見方をしていたら、成功は勝ち獲れるはずもない。

ということで、萬年式にいうと、

あの勝利は、タフネスとスマートネスに、裏打ちされたもの。

たとえば、パススピードが上がっているから、山雅プレイヤーのトラップ姿勢が、緊張感を余儀なくされ、おおよそ似たようなスタイルになっているのにお気づきか?

そういうのが、スマートネス。(巧く見せることにあらず)

あとは、フワッとプレイに入ってしまうとか、漫然と流れを相手に渡してしまいそうになった際に、首脳陣からの、あるいはプレイヤー同士で、

強烈なアラート(警告と教唆)を、入れ続けること。

……、まぁ、ヴァンフォーレとの練習試合(9/10)では、琉球戦の控え、選外クラスが鬱憤を晴らしているようでもあるし、

そこへ、パウロと安東 輝、このふたりの合流を画しながら、なんとか追撃のメドが立つのか……、となかば強引な結論、ということで。

それにしてもですよ、

あれだけドイツを粉砕してしまうナショナルチーム of JAPAN。

そのコーチであること、ってのはやはり、

名波氏の、指導者優秀性の、なによりの証明ということ?

ただし、ドイツのは、なんだかフワッとしていて、大味なサッカーでしたけど。

では。