時間は待ってくれるのか (兼 富山戦プレビュウ❶)

シーズン当初。

― 霜田さんに託すならば、少なくとも2年は必要だろう、だから、

プレーオフがあって、3チームが昇格できる2024季まで視野に入れてもいい。

こういう僕に対し、

― でもさ、霜田氏は、シーズンを重ねるごと成績が下降するのね。
山口も、大宮も。

と息子が、強く反論したものだ。

山雅のサッカーが確実に変容しているさまを見るにつけ、

僕は、今でも上に書いたように思っている。(息子もその考えを変えていないだろが)

かつて、霜田さんの指揮下では、多くの才能が開花、輝きをみせた。

けれど、彼らが上位リーグに移籍することによって、もとのチームの力が確実に落ちてしまう。

これ、トップリーグにいないチームの宿命みたいなもんだが、山口、大宮の軌跡をみると、かなり鮮明。
いづれも、当時の2季目のチーム編成が問われる、ってことか。

山雅が若いチームへと変貌すればするほど、さて、来季、このメンツで霜田サッカーを深めていくことができるのか?、が切実になるから、かなり〈あせり〉を感じるファン&サポーターは多いはず。

その中、リーグ戦で、なかなか連勝気流に乗れなければ、なおさらのこと。

しかし、過去3年で、指揮官が3人といった軸がぶれたような現象は絶ちきらないと。

……と、考えを整理しながら、向かう富山戦なんですが、

今節の課題は、勝ち切れないゲームを積んでいる今、かなり明白。

たとえば、前節の鳥取戦。

ボール保持は、60%。

シュート(公式記録ではない)は、10本台の半ば放って、ほぼ同数。

入れたクロスは、32本。

ボールを握って攻め立てるサッカーが、攻撃のどこで上手くゴールに結実しないのか?

花火をのぞけば、これの克服以外に見どころなどは、ありえないでしょう。

では。