前半35分に退場者が出て、ひとり少ない不利なゲーム。
後半10分に先制されて、もっと困難にはなったけれど、
追いついて、1 – 1 のドロー。
勝ちに等しい引分け、といった安堵感。
けれど、追加点のチャンスはけっこう作れていたから、勝てたゲーム、と悔しがらなくてはいけないんだろうなぁ。
数的優位の愛媛が、ひたすら左サイド攻撃に専念してくれて助かりました。
左から、ひと手間かけて右へ展開され、守備が振られた結果、中央が空き、そこから打ち込まれたら、とヒヤヒヤでしたが、
強みへの固執が、裏目に出てしまった愛媛、としておきましょう。
それと、後半になって足が止まったのは、数的に苦しい山雅でなくて、愛媛のほうだったのも、こっちにゴールが生まれる伏線でした。
今月末には、アウェイでこのチームと再びやるんですけれど、
フツーにやれば、どっちに分があるか?、は観ていて納得され、ある意味、いい準備となった、と前向きに考えたい。
……、で、このゲームから学べた重きこと、ふたつ。
❶苦境に立たされた時こそ、チームの真価が問われるし、そこを切り抜ける智恵と技量を発揮するチャンスである、ということ。
山雅のプレイヤーすべてが、それを体現していました。
❷苦しいゲームを挽回しようと、スタジアムは一体になれた。
どうでしょうか?、観戦者のココロがチームを後押しすることでひとつとなれた、ワンソウルが戻ってきた、そんなアルウィンだった。
スタンドの誰ひとりとして、諦めていないのが解かりましたから。
逆境がむしろ、チーム山雅の真価を魅せつけてくれた、そんな、強雨の夜に感謝しています。
では。