実直に向き合うだけ (いわて戦レビュウ❷)

第15節にあって、

プレビュウでも、レビュウでも、僕が〈強度〉にこだわっているのは、

チームスタイルからであれ、技量の不足を補うためであれ、対戦相手の(累計)ファール数、あるいは、反則ポイント(もらったカードの多少)が、ゲームの様相に、色濃く影を落とすから。

いわてグルージャ盛岡の場合、

反則ポイントが、リーグ2番目に、高値。

また、反則数が、リーグ8番目に、警告数は、リーグ3位タイで、多い。

こういうデータがある以上、

そこと対峙するには、守功両面にわたり、強度で劣ることなく、かつ、被ファールによってリズムを崩されることのないように立ちまわらねばならない。

結果からすれば、相手の攻撃強度、つまり、突進精力に上手く対応できずに、失点し、
それなりにボールを動かせはしたものの、肝心の決めどころまでやり切れなかった、と言えましょう。

山雅の被ファール 19、とは、第10節対長野戦 の、同22 に並ぶレベルであって、さらに、盛岡に出されたイエローカードは 5枚となれば、是非はともかく、そこには身体を張ったバトルがかなり在ったわけです。

では、どうするか?

強く向かってくるサッカーを、すべて軽くいなせるほどの技量にある山雅でもないので、

どうやったって、真っ向、愚直、実直に競り合い、ボールに執着し続けるしか道がない。

(交わしてしまえるテクニックが皆無、とも思ってはいませんが)

つまり、あくまで、強度とスピードで上まわること、が山雅の活路なんです。

ファールによってかんたんには倒れない体幹、ファールを受けずに走り抜けられるスピード、そういったもので局面局面を支配する、

これはどうしても、残り23ゲームの 肝でもありましょう。

さて、レビュウ❸では、おんなじテーマが続きます。

では。