目醒めるのが (2023.6.24いわて戦レビュウ❶)

ゲームに入ってから、20分ほどかかってしまった、という感じでしょうか?

0 – 1 の敗戦。

先制されたのを挽回できずに、そのままタイムアップ。

自分流儀でやろうが、割り切って対策的に相手につきあおうが、山雅が、ゲームをまっとうするには、強度(インテンシティ)とスピード、これを忘れてしまうと、ひ弱さが露呈してしまう、といった教訓が得られたゲームでした。

開始早々から、盛岡はアクセル全開で、前へ前へと来て、左サイドをフル活用、

それが実ったのが、左からのクロスに飛び込んだ、16分のゴール。

マジメでなかったわけでは決してないが、相手の勢いを断ち切れずに、20分ほど手こずる間の失点。

その後は、交代策もすばやく、テコ入れも奏功、

ゲームの8割方は、ボールを動かして攻勢に出るものの、ペナルティーエリア近辺を、ガッチリと守備陣形で固められると、それを崩すのに苦労して、

シュートに持っていけるような、オープンスペースを創り出す工夫に足りなかった。

たとえば、前半46分。

常田が振り向いて打ったシュート(枠外)などは、決めたい気持ちがわかるんですが、あれは、ゴールに向けった体勢の榎本にバックパスすれば、もっと有効なシュートチャンスだった、と思います。

つまり、スペースをつくっておいて、良い体勢で打てるプレイヤーに打たせる、といった連携があるべきで、

今後、守備を固めて逃げ切りをはかる相手とやる場面では、絶対必要な要素。

……15節までやって、

❶強度と守功反復のスピード
❷人数がそろった相手守備をどうやって崩すのか

……これが、課題として残り続けました。

特に、❷は、ボールを握るサッカーをやりたければ、避けて通れない。

では。