探り当てたか? スタイル (讃岐戦プレビュウ❶)

今シーズンの山雅スタイルを、勝手に命名して、僕が、

〈守攻一体、高強度〉サッカーと呼ぶのには、それなりの理由があるからでして、

ポイントは、守攻、と守りを先にひっくり返していること。

あくまで攻撃偏重で、やるんだけれど、

相手がボールを持った、あるいは、持たせた格好からスタート、リスタートすることによって、より高い位置から攻撃に着手することを、狙う。

かつ、最終ラインから主体的にボールを動かしていって、相手の陣形を切り裂きもしたい。

ただ、ここ2ゲームでは、最基底からの組み立てのほうは、封印。

とは言え、ボール支配がせいぜい40%程度で戦っているのは、守攻の順序を、より徹底していることの証拠と診る。

うまいことに、結果(=勝利)は、手にしてきた。

けれど、この部分を、どう差配していくのか?

多分、対戦チームのスタイルを見ながら考える、そんなところでしょうが、リーグ消化3分の1で、見えてきたものがあるのは、いい事。

思うに、

徹底的にボールを持ち続けることでゲームを支配できるだけのサッカーに至れないのは、

3部リーグのチームだと、安定的、継続的なチーム編成が、かなり困難な事情からでしょう。

だから、程度の差こそあれ、カウンター攻撃を標榜する。

それに特化して成功したのが、たとえば、いわきFC。(2部リーグでは相当苦しんでいて、つい2日前、監督交代)

山雅には、そのクラブ基盤やリクルート能力からして、それとは違う道を歩んでもらいたい。

なんだかんだ言って、良質のプレイヤーを集めること(レンタルでなければもっと良い)、まづは、そこでしょうから。

さて。

カマタマーレ讃岐。

僕は、今治とやるよりも、やりにくい相手、と思う。

今治の場合、その攻め手がわかりやすく、手当も明確だった。

それに比して、讃岐はボールの出どころが、イマイチ印象に薄い。

ただし、前節の盛岡戦を観ると、

どこかで、ワントップの森本を、ロングボール、あるいは、グラウンダーパスを使い、裏抜けの格好で走らせて、決定機を創ることを、常に狙っていた。

そうなれば、こっちは、マンツーマンで強度高く対処するのと、フィードをおこなうセンターバック、あるいはボランチを自由にさせないの、2点は外せない。

おおかた、今やっていることを徹底すれば、勝機は見いだせると考えますが、

相手をできるだけ深く(高いところへ)追いつめて、苦し紛れの蹴り出しをさせることで、中盤で奪取。

それでもって、手間ヒマかけずにゴールまで、という一連のシナリオで。

では。