データは嘘をつかないが (FC今治戦プレビュウ❷)

リーグ戦も、今節で、その3分の1を消化。

スタッツに関する数字が、節を追うごと蓄えられてくると、その有意性も増し、説得力を持つ。

今治で、いちばん目立つのは、放ったシュートがリーグ最多、浴びたシュートがリーグ最少であること。

シュートまで持っていく攻撃力と、シュートを打たせない守備力、これがともにリーグトップならば、

現在、山雅のすぐ上の6位、勝ち点1差であるのは、むしろおかしいくらいで、
本来なら、第1位に君臨してていい。

で、カウンター攻撃を身上とするサッカー。

右サイドからの突破、それも多くはドリブルを使ってのようだから、それはそれでわかりやすいスタイルなんだが、

山雅の流儀からすれば、あまり対策的にはならず、前節相模原戦で魅せたような、前線から果敢に追い込んで、コンパクトな陣形を保って攻撃を仕掛けたいところ。

自分の強みで戦うことが、なにより。

最近、常田がよく見せる大胆なサイドチェンジ、こういうのが、活路を拓く武器でしょうね。

相手のカウンター攻撃を怖れるあまり、守備ラインを下げるとロクなことにならないから、大切なのは、

やらせるところはここまで、と割り切ったうえで、ボールが中央に入ったところを確実にケアする、これでいいんじゃあないか?

せっかくアウェイに乗り込むんだから、是非とも、シュートは、相手より多く撃つ、これですよ。

このゲームでは、こっちがより打って、より打たせない、要は、データを変えてしまう、そんな気概で。

では。