勝利への活路 (天皇杯長野県予選 決勝レビュウ)

スコアは、延長をやって、1 – 1 のドロー。

PK戦の末に、敗退。

出迎えの都合上、90分を終えた時点で、アルウィンを後に。

で、松本駅の改札で、家人から結果を聞いた、といった半端な観戦になりました。

おまけに、TV録画にミゴト失敗したため、なんとも材料不足なレビュウとなります、お赦しあれ。

ゲーム開始後、15分も観ていれば、

力量の総体からして、(フツーの) 45分 × 2 セットでは、

よほどヘマをしなければ、この両者のカードで負けはないな、と(5/13を視野に入れて) ほぼ確信できました。

レギュラーメンツから、パルセイロは、宮阪、それに前線の進、山本が不在。

山雅は、両サイドバックの下川、藤谷を欠いて、ボランチが安東、米原のセットで先発。
残念ながら!!、公式戦初顔見世のプレイヤーはいなかった。

キーパー練習で、ビクトル、村山が出て来たのをみて、霜田さん、本気で勝ちにきているなぁ、とは思いました。

ザックリ言うと、ボール扱いと動かしにおいては、山雅が幾分か優ってはいるが、

長野は、山雅からボールを削り取ってからのカウンター攻撃と、ゴール前への人数の揃え方に迫力を有す、そんな感じですかね。

素早く縦にペナルティエリアへ侵入するので、それを山雅がひたすらクリアした結果、コーナーキックを、10回獲っている。(対し、山雅は 4本)

基本的には、第10節(5/13)もこんな感じの取り組み内容になろうかと。

でも、当たり前のことですが、当夜、必勝を期するならば、

この度採用した 3バックをどう考えるか?、です。

橋内がスローインを投げて、前方の滝に縦パスを通していく、なんてのは、観ていて新鮮ではあるが、

このやり方だと、当季深めてきた、ふたりのセンターバックと、下ってきたボランチのひとりによるトライアングルのボール連携、この持ち味が弱まってしまわないか。

いづれにしたって、ボランチが存在感を発揮して、ボールタッチを多くし、そこからパスを鋭く繋ぐことによって、相手をはがし、攻撃スイッチを入れたいわけですから、

4バックにして、3バックを採る長野とのポジション的なギャップを創るほうが、
良かないか?、と思います。

あと、サイドから、サイドから、と入っていくのは否定しないのですが、

そうであるからこそ、中央エリアに入ってくる人数とタイミングをもっと準備しないと。

2部リーグ、エスパルスが いわきを、下したゲーム (9 – 1)。
ああいった速さ、綿密にタイミングを測ったクロス投入と、それへの反応です。

要は、詰めの部分。

昨日のゲームでも、あわよくば、といった惜しいシーンはそこでしたから。

山雅 vs 長野 について、僕は、あまり特別視する者でもありませんが、

ただし、山雅ゴール裏の集中、気合いの入れ方、相手プレイヤーへの煽り、相手チャントに自チャントをかぶせる、などなど。

こういうのは洒落ていて、おおいに楽しませてもらいましたし、次回も、再現を強く望みます。

では。