つぎの満月を 待つ。

俗名 佐藤 義清 (さとう のりきよ 1118~1190年)。

職業は、大徳寺家に仕える武士。(たまたま、生年は、平清盛と同じ)

22歳のころ、出家して、西行 と号す。

その西行が、桜の花の下で死んでいきたい、と願った、

きさらぎ(旧暦2月) の もちづき(望月) の頃とは、

先日の 7日(満月) 近辺、と思っていた。

一晩中、そして、明け方も西の空に満月が、静かに浮かんでいた数日間。

ところが、調べてみたら、

正しくは、次の月満ちる、4月6日こそが、西行の没した、旧暦の2月16日にあたっている。

なるほど、その頃にはきっと、櫻花も在るだろうから、

あの花の下の光景に、立ち会える。

では。