試される不変 (奈良から岐阜へ)

フタを開けたら、いままでになく守備に熱心、と数日前に指摘した。

出来る限り、敵陣のゴールに近いところでボールを奪えれば、なにより。

相手の攻撃発動を、自陣からより遠くで止められればリスクも少なく、

あわよくば、即時カウンターも仕掛けられる、という狙いだろう。

同時に、センターバックからボランチ、あるいは、サイドバックへとボールを動かすことで、相手守備網に穴をあけつつ、そこへボールを通してシュートシーンまで持ち込む、という作業も飽くことなくやろうとした山雅。

で、結果、ボール保持率は、山雅の、47% 。

なんだ、これ、前とそう変わらない数値では、ありませんか。

相手の足元にボールは多くありながらも、ゲームは9割方支配できていた、という奇妙な現象は、奈良クラブが相手だったから?

つまり、ファールもそれほど犯さずにボールを狩れたのは。

力量がもっと拮抗したゲームの場合、この〈守攻一体型サッカー〉を、はたして再現できるのかどうか?

次節、FC岐阜戦の興味、まづはそこ。

では。