(註:タイトルは、漱石先生の句のモジリです)
高卒は3年、大卒は2年、採ったらそこまでは面倒みるよ、が山雅式だと思ってきた。
高身長(181㎝) の体幹も出来てきて、プレイに攻撃的な雰囲気が備わってきた山田 真夏斗が 3年で契約満了か……、と惜しまれる。
ボランチ出身の監督からは、いろいろ教えてもらったことだろう。
とすると、大野 佑哉(阪南大) は、ディフェンスの要と評価され、山雅で成長した結果、どこかから声がかかったか。
相模原戦でも、船山 貴之とやりあって遜色なかったし。
なら、野々村 鷹人(流経大) は、あと1年やってみて、背番号#44のうち、4がひとつとれたら順調ということ。
ラストゲームの起用からすると、村山 智彦、パウリ―ニョ、中山 陸あたりが満了(レンタルバック) かな。
……、と考えをめぐらしていたら、
名波監督退任のニュースを、明け方の寝起きに知る。
指揮官については、2年契約をベースに、戦績上々であったりすると、それを再更新、というのがいままでのやり方だろう。
結局は、2部復帰ならず、が満了の決定的要素だったとは感ずるが、満了に至る内情は知る由もなし。
ただこれで、3年で3人の監督を使い果たしたことになって、まるで、神戸在の某チームと同じような、腰の定まりの無さ。
それが原因か結果なのか議論はあろうが、指揮者短命のチームは、パッとしない成績なんですよね、いままで。
(註: 2022季山雅の戦績は、決して悪くもなかった)
一般的な仕事にしたって、
ご本人がネを上げさえしなければ、(支援を前提として) 3年はみっちりやらせるのがフツーだと思っている僕からすると、サッカーの指揮官は、どうもひと味違う職種なんだ、といまさらに思う。
成功するまで辞めなければ失敗はなし、とは別の世界らしいや。
けれど、各人にとって、終わりは、次の仕事のはじまり。
山雅への貢献に感謝しつつ、次ステージでの飛躍と健勝をお祈りします。
そんなで、『We’ve Only Just Begun』(僕ら始めたばかり、1970年発表、ポールウイリアムズら) を静かに聴く、冬の日。
では。