イソップの、ウサギとかめの物語。
たいがいの書物ではこれを、傲慢や油断はいけません、を説いたものと教える。
が、『萬年辞書』には、競争における心がまえに関する寓話、とあるんです。
〈ウサギの敗因は、そのレース目的が近視眼的で、ただただかめに勝利することにあったこと。
対し、かめは、あくまで山頂到達を目標にしてレースをおこなった。
ゆえに、かめの真の勝利は、ウサギとの競走結果(勝敗)ではなく、登頂の達成にあった〉
いまなお、リーグ2位以内達成を照準にして戦っているチームと、実質的には、昇格の芽が潰えたチームとの対戦は、今週の日曜日。
前者(我ら) のモチベーションの根源は、あくまで自明。
他方、後者長野にあっては、このゲームの位置づけが、果たして、イソップウサギと同様なんだろうか?
もちろん、それだって、立派な動機づけには違いない。
では。