正念場は続く (FC岐阜戦レビュウ❷)

昨日、息子家族を訪問した際、山雅の昇格可能性はどのくらいと思う?、と訊かれたので、
― そうだなぁ、21%くらいかな、とかなり大甘な予想を語った次第。

で、この正念場をクリアしていく上で、今節も感じた課題とは……、

前半、岐阜はしっかりと陣形(4 – 4 – 2)を作り、センターサークルくらいまでしか出てこない、つまり、山雅がけっこうボールを握っていられた。

こういう局面で、得点できなかったこと。

けっこうパスはつないで、それなりにサイドを侵せたが、決定的なシーンが創れない。

❶相手の意表を衝く格好でボールを通すことで、もっと陣形に揺さぶりをかけ、穴を開ける。
❷ゴール前では、ふたり以上が同時に、動きながらボールを操ってシュートまでもって行く。
― どうしても、これら2つの課題をクリヤしないとゴールが獲れません。

例えば、ハーフタイムの指示、ひとつ飛ばしのパスを使え、はそういうことを言っているのでしょうし、事実、田中パウロ淳一の1点目は、前進しながらのルカオとのワンツーが奏功した。

最近の岐阜は、ぜいぜい1得点で精一杯らしいから、あまり悲観的なムードもなかったとは言え、ボールを持ち続ける攻撃の停滞は、とにかく辛い。

それが、後半、陣形を、5 – 3 – 2 に変更して、相手がボールを握る状況になると、
むしろこっちに躍動感が出てしまうのは、そういうのが居心地のいい我がスタイルと言い切ってしまえばそれまでですが、ひとつの皮肉な現象です。

ま、ここまで来たら、この皮肉を最大限活用するしかないと割り切れ。

2得点のパウロは別格として、このゲーム観るべきプレイが多かったのは、常田 克人。

2点目の起点となった、駆け上がりとクロス投入、これだけでも魅せた。
(それだけ自由にやらせてくれるFC岐阜ではあったが)

対照的に、正念場を迎えているのは、フォワード陣、特に、小松、横山、榎本。

(後半アディショナルタイムでのチャンス、少なくとも1点はモノにしないと)

ピッチ上で全力でやっているのが観ていてわかるからこそ、それぞれの壁を打ち破り、いまひとつ上への成長を強く望みます、チャンスあるうちに。

では。