ひとりの読者のため【簡略版】YS横浜戦レビュウ

「家族に路上で逢ったらちょっと照れる」と言ったのは、永島 慎二 (漫画家 1937 ~ 2005年) だった(と思う)。

家人が、 照れつつこのブログを読んでいるはずはなく、むしろ、僕にとっては稀有なる批判者であって、日頃、冗長な記事は読めない、とおっしゃる。

だから、1,400字超の、しかも負け戦に関する投稿(昨日)など、200%お読みにはなるまい。

……、とは思ったが、なにかの間違いもあることだし、

また、きのうの敗戦は、けっこう興味ある事象を含んでいるので、その目に留まる時のために、【簡易版】を作成し掲載します。

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このたびの敗戦。

ys横浜のサッカーが、山雅にとってまったく新奇であって、それゆえに手に負えなかった、とは決して言えない。

敗戦の要因はむしろ、山雅が採った戦略に内在したもの、と診たい。

これまで深めてきた陣形、配置、運用はけっこう機能しており、それが、現在の好成績を生んでいるけれど、今節、新たな試行として目立ったのは、ふたつ。

❶中山 陸が、2列目インサイドハーフで先発したこと。
山雅流サッカーからすると、攻守にかかわるスリーボランチの一角を担った、というべきか。
結果は、陣形内連動においてボランチがなかなか機能せず、相手にボールを持たせておいて➩激しく寄せて奪取➩即カウンター攻撃、という方程式が成立しないままにゲームは終了した。

❷センターバックがサイドのタッチライン際を駆け上がり、同じ側のサイドバックが、ピッチの中央へと絞り込んでいく動き。
そういうシーンがかなりの回数観られたけれど、攻撃への有効性をあまり表現できなかった。要は、その意図が読めなかったくらいに。

❶❷ともに、中山 陸のパフォーマンスが低調であったとか、出場停止明けの 常田 克人のゲーム勘がイマイチだった、といったプレイヤー個の責を糺して済むことでもないだろう。

新たなチャレンジは、これを支持もしようけれど、チームの攻守組立て、連動性、各所の配置と、個それぞれのミッションの再構築という形で、チキンとした答えを出して(モノにできればなお上等)、次節に向かってもらいたい。

以上。

まだ長い?、では。