(……前篇より続く項目番号で)
❸采配ミス、ふたつめ。
またまた厳しい話です。
同点のまま80分くらいまでやって来た際、このゲームをどう終わらすのか?、首脳部からはあからさまな指示が飛んでいたんだろうか。
プレイヤーの交代をみると、そういったメッセージはなかったように見える。
このゲーム、交代を重ねるほどに、ピッチで戦う平均年齢は若返っているわけだから、そこらあたりは、もっと強烈なメッセージがあって良かった。
これは、あくまで、アウェイは最低勝ち点1 でも良しとする萬年目線ですけどね。
❹随所で自由な者が いなければ。
ゲーム前半を観ていて、
― 菊井 悠介に好きにやらせたらいい、という感想が、こみ上げてきた。
彼、もともとフォワード登録なんだから、シュートを打たせたいし、出来る限り自由に動くことによって、攻撃が活性化する。
どうだろうか?、菊井が、これだけ広く多くの局面で躍動するのは久しぶりのこと。
こういう動きが、これからの定番として復活するのは嬉しい。
特に、前線へのフワッとしたボール供給、あれは、出し手と受け手の感受性がもっと高まれば、かなり面白い武器になるだろう。
油断はできないけれど、COVID-19騒動を越えて、やっと落ち着いた感あり。
❺誰が 名乗りを挙げるのか?
具体的には、ボランチのポジション。
前 貴之、米原 秀亮の移籍、更には、ポジション的にどうしても不可避な、カード累積による出場停止。
そういった事態が重なると、控えだった者にも、出番のチャンスが巡ってくるはず。
(次節、北Q戦は、住田 将は出場停止)
相手がそれほどガンガンと来ない状況下では、浜崎 琢磨を重用すべきだろう。
で、今節の、山田 真斗人の初出場には、かなり重いチーム意思が在った、と診る。
山田は、攻撃的なセンス豊かな、この世代の逸材だから、これを機にチャンスをモノにしてもらいたい。
もっと長い時間、観ていたいプレイヤーですし、2列目へのコンバートだって有り、と思う。
(米原を出して、山田を残したのにはそれ相当の意味がある、と思いたい)
同様に、田中 想来も同じ。
よって、若い世代の積極登用ならば、同時に、ゲームの進攻状況に適したコントロールは必須。
このふたつの両立、これが、後半戦の鍵になりそう。
そこに、新キャプテン橋内 優也の価値がある。
ゲームキャプテンを務めた大野 佑哉には、その手法をも学んでもらいたい。
……と、これで、平均勝ち点2には、2点ビハインドの勝ち点38。
ここで踏ん張り処の 8月です。
またまた真価(=進化)が問われる、ホーム愛媛戦(9/3)が射程に入って来ましたけれど。
では。