やはり 問われた真価 (2022.8.14鹿児島戦レビュウ 前編)

まづは、最初に。

現地桜島のふもと、熱い声援!!を贈り続けた、ファン&サポーターの皆様に、こころより感謝を伝えたい。

DAZN画面からも、チャントは、しっかり聞こえてきました。

さて、結果。

一度は同点に追いついたものの、終盤立て続けに失点して、2 – 4 の敗戦。

これって、ホームでの負けと、かなり似通った経過で、勝ちが逃げていった。

結局は、これっくらいの相手とやらないと、自分たちの実力もハッキリしてこない、ということ。

同点にはできるが、ひっくり返すところまではいかない、彼我の練成度の差が露わになる。

ゲーム後の味わいは、かなり苦い。

けれど、サブタイトルは、いろいろと見えてきた、という意味で〈実り多き敗戦〉で、よろしいかと。

❶前後半の明暗は なぜ?
厳しい言い方をすれば、采配ミス。

4バックでゲームで入ったことに、疑問は残ります。

特に、左右サイドでの対人守備の受け渡しのところが、かなりギクシャク。
スペースをとられ、相手のサイドプレイヤーを自由にしてしまう。

簡単に、奥深くまで侵入されて、クロス供給を許し決定機を作られること多し。

また、パスが緩慢にズレて、相手にボールが渡ってしまうのは、互いの位置取りが不安定だったように思う。

前半、先制点を早い時間にモノにしたためか、鹿児島はほとんど前から来ることもなかったので、こっちは、(3バックの) 5 – 4 – 1 の体勢から、よりカウンター狙いに特化しても良かったか。

山雅の前線を深く誘っておいて、中盤にスペースを創り、そこから木村 祐志らが、攻撃をサイドへと展開する鹿児島が巧かった、とも言えます。

まぁ、ここらへんは、どっちを採るかの価値観の話になってしまうわけで、自分たちがボールを握って縦のスペースに突っこんでいくってのも、気分はいいんですけどね。

で、後半から、3バックに変更。

それが奏功して攻撃に厚みが増して、同点に持ち込めた。

例えば、外山 凌あたりにとっては、3バックで要求されるパフォーマンスのほうが親和性が高いようだ。

❷フォワードによる複数得点!!
先発のツートップ、横山 歩夢、ルカオが揃って得点ゲット。
こういう展開こそ、ここ数試合待ち焦がれたことであり、取るべきポジションが得点する、というのはサッカーの王道、基本。

#9が、ストライカーとして働かないと、ね。

横山の得点は、佐藤 和弘の粘りが起点になっていたし、あとは、住田 将が外した決定機とか、要は、2列目以降の中盤がいかにして、ゴール前でフリーになるか、あるいは、相手デイフェンスの注意を分散できるか、それが今後の課題でありましょう。

再度言いますが、経験豊富なプレイヤーを抱える相手とやると苦戦する、ってのは、どうも後半戦でも覚悟しなければならないか。

では、後編に続きます。