サッカーにあって、ファールは、たしかに〈戦術〉のひとつには違いない。
特に、守備にまわった時、相手に決定機がおとづれた時などに効果的に発動する。
と同時に、攻撃に入った場合、被ファールもまた、戦術と言える。
ファールの結果として与えられるフリーキックは、ゲームを左右しますから。
とまぁ、一般論的な話なんですが、我がチームにはできれば、ファールの少ないサッカーを望んでいる。
紳士的に、技量によって局面を打開するのを楽しみたいし、ファールされてプレイヤーが傷むのがご免です。
で、ここいらで、Jリーグ公式データから、今季ここまでのチーム別反則数の集計を引用しておきます。
3部リーグの、ベスト(少ない)ファイヴ、ワースト(多い)ファイヴ。
〈ベスト5〉
❶北九州 176
❷福島 186
❸山雅 186
❹愛媛 190
❺富山 193
〈ワースト5〉
❶いわき 256
❷讃岐 254
❸長野 252
❹YS横浜 251
❺藤枝 248
これらを、16でそれぞれ割ると、ゲーム平均のファール数が知れますが、ここから単純に、各チームがやってるサッカーを断ずることもできません。
けれど、どこまで相手を削ってでも、という指揮官の意思、というか、プレイヤーへの許容度をなんとなく読み取りたくはなりますね。
結論。
ファール数の少ない、第2位と第3位が対戦するのが今節であって、そういう視点からゲームを観てみたい、そんなことです。
註:ファールのうち、非紳士的、危険、悪質なやつに対して呈示されるカード数は、ここでは勘案してありません。
では。