1 – 0 の現実。 (福島戦プレ/プレビュウ)

八戸戦(第15節)、富山戦(第16節)と、スコア 1 – 0 での勝ちが続いた。

もちろん、勝って嬉しい花一もんめ、には違いない。

3連勝なんてのは、優勝した2018シーズンでさえ、1度だけ。

けれど、あまり浮かれるとロクな未来が待っていない、と戒めておく。

辛酸をなめた昨季だって、3連勝はあった(1回) のだから。

端的に言えば、1点はなんとかモノにできるようになった。

けれど、更に、2点、3点となかなか積めないのが、今の実力なんであります。

これを、 1点とったら、あとは堅実に無失点でゲームを締られた、とか喜んでいるようでは、よほどの極楽トンボ。

2点目が入らないから、ヒヤヒヤしながら策を講じて時間を刻む。

それでもって、やっとこさ、ジ エンドの笛を聞いているのだ。

かつて、イタリアあたりでは、このスコアによる勝利が称賛された、なんてことを言う声がいまだにあるようだけれど、僕の診る限り、それって、ここ数十年、時計の針が進んでない脳ミソに思われる。

すくなくとも、我が山雅は決して、無失点はともかくも、1点とったらもはや安全圏、のサッカーを志向しているはずもない。

いまだ発展途上の攻撃力の拙さによって、こういった勝ち方を余儀なくされていることだけは忘れないでおこう。

勝つことは大切、けれど、勝ちゃあ万事オーケーでは、とてもとても、磐石な後半戦は過ごせないだろう。

ゆえに、福島ユナイテッド戦の重要指標は、〈複数得点〉これに尽きるのであります。

では。