『ジョニーへの伝言』(1973年)

前回記事からの尻取りゲームみたいな感じで、たどり着く曲。

歌詞が秀逸。

― 気がつけば寂しげな街ね  この街は、という一節。

これが、感情が表出される、ただ一箇所として、特に効いてます。

同じ作詞家のものでは、『さらば涙と言おう』(1973年) や、『白いサンゴ礁』(1969年) も好きだけれど、これが一番かな。

この曲とか、『石狩挽歌』(1975年) は、突然それだけがそこに在る、という感じで、流行り歌の中に屹立している。

1960~70年代をクラシカルとみる態度は、僕の中でそうそう消えそうにない。

では。