2 – 2 のドロー。
今シーズン、アルウィン初参戦でした。
これはモノにできる!!、と思って観ていたので、勝ち点勘定ではゲーム当り2 (5試合消化して勝ち点10) をクリアはしているけれど、
そして、諦めずに同点に持ち込む気持ちが、チームに備わってきたものの、
フォワードが得点しているという真っ当さはあるものの、
やはり、勝ち点2 を落としたゲーム、という評価にしておきます。
総体的な、山雅に優位な、個及びチームの力量差、という観点からすれば、こういうゲームを勝ち切ることの大切さと、主導権を渡さないことの肝要、これ強く感じます。
おそらくは、これから何度も言いますが、無骨で緻密な攻撃サッカーを貫くならば、まるで自分からシフトダウンするように、攻撃の手を緩めてはいけません。
つまり、3部にあっては、90分を果敢にやり続ければ、主導権はおおかたこっちに引っ張ってこられるものを、それを相手に渡してしまうのは、どうみたって、みづからの怠慢。
自分の墓穴を自分で掘るのは、なんと愚かしいことか。
ゲーム開始早々からのピッチを大きく使ったサッカー、あれをもっと続ければ良いのに (実際得点が生まれた!)、10分過ぎからの、アンフォーストエラー気味なパスミスが、4つばかり立て続けになってリズムが崩れる。
けれど、ここはなんとか立て直しながら、前半は、凌ぎ切った。
ところが、不可解なのは、後半開始から60分過ぎまでは、ヤケにプレイヤーの動きから活発さ、快活さが消えると、局面ごとに後手感が生じる。
おや?
暑さ対策もあって、後半の前半は、体力温存策で行くのかいな?、と萬年は善意でとらえていましたが、山雅のプレイヤーはあまり給水もしないので、どうしたものか、と観ておった。
結局、こういったみづから犯したゲームの緩さが、80分過ぎの宮崎の躍動の伏線となったわけで、一度落としたペースは、例えば、パウリ―ニョが入って奮闘しても、なかなか上がってこない。
観戦中、工藤 壮人も怖いけれど、前線左サイドの岡田 優希がいちばん厄介なはず、と横の家人に話していたけれど、なんと、その彼に、2得点を献上か。
対町田戦でも、やられていたし。
ただ、逆転弾を許した直後、その起点となったキックでうなだれる浜崎 琢磨を、ひき起こして鼓舞するようなビクトルがそこにいた。
これを観て、これで終わりにしないつもりだろうな、と期待させるだけの意思を、今季のチームがまといつつあることだけは認めたい。
……、というわけで、悔いは残るが、希望も消えないゲームでありました。
最後に、萬年式MVPは、大野 佑哉。
そして、MIP(もっとも印象に残ったの)は、2アシスト未遂の 菊井 悠介と、もっとやれるはずの浜崎 琢磨。
では。