主人公は決まってる (鹿児島United戦プレビュウ❷)

なぜ、鹿児島ユナイテッドを、リーグ最強豪と考えるのか?

前節の対八戸戦の先発メンバーをみると、

ダブルボランチは、左に中原 秀人、右は 木村 祐志。
2列目中央には、ロメロ フランク、そしてセンターフォワードに、有田 光希。

このメンツで、センターラインを形成するのだから、経験豊富な、悠然としたサッカーが想像できる。

4 – 4 – 2 の、定番的な初期布陣ということからも、それが、うかがえます。

さらに、第1節の 対いわき戦。

ボール保持60%、クロス投入18本の厚い攻撃をもってしても、
やっとこさで、1対1のドローにするのが精一杯だったのは、ある意味、鹿児島の有する鷹揚さが、やたらとすばしこいサッカーに虚を衝かれたのではありませんかねぇ?

とすれば、そこのところに、山雅の勝機が潜んでいる、とも言えましょうか。

ならば、胸を合わせて真正面からボール支配で競り合おうともせず、屈強なセンターフォワードにボールを入れ続け、そこからのセカンドボールを左右に活かす格好で、ひたすら速くゴールに向かいましょう。

つまり、このゲーム、(先発ならば) ルカオに主人公を割当てて、60分までは、彼を活かしたサッカーで突っ走る。

ルカオにしたって、かつて在籍したクラブとの対戦であるからには、特段のモチベーションも入ることでしょうから。

あとは、クロス投入が、下川 陽太や外山 凌の専担事項と見せかけておいて、佐藤 和弘、ルカオ、宮部 大己らがクロスを叩き込む、って攻撃を仕掛ける、とか。

強風下、それを計算に入れたサッカーが重要になるとは思いますが、

なんといっても、勝利に貢献しようとする山雅ファン&サポーターの思い、それが最も試されているような気がします。

では。