『Tupelo Honey』

ヴァン モリソン (1945~ ) が、1971年に発表した曲。

テュペロ ハニーとは、高級な蜂蜜のことらしいが、詳細は知らない。
tupelo、とは、ミズキ属の、落葉高木。

米国では、ブラック ガムとも呼ばれていたようで、ミシシッピ州には、その樹名にちなんだ、tupelo という名の街がある。(日本語では、テューペロと表記される)

同州の北東部に位置していて、ここから国道8号線を北へたどると、メンフィス(テネシー州)に至る。

人口30,000人ちょっとのこの街は、なんといっても、エルヴィス アーロン プレスリー(1935~1977年) の生地として有名だ。(彼の墓地はメンフィスに在る)

市の観光課のホームページも、エルヴィスゆかりの地、一色。

グーグルマップのストリートビュウを使えば、エルヴィスの、白いこじんまりした美しい生家が観られるし、その周辺で、のどかな田舎道をドライヴできますよ。

陶磁器に 茶を淹れよう
僕のために ティーバッグを浸してくれないか
世界中の海の その深い蒼に それを落とすように
君は まるで テュペロハニー のように甘美で
最上級の天使……

曲の発表当時、ヴァンは新婚時代の只中だったから、こんな詩が書けたに違いない、とか言ったら、それこそ、身も蓋もないか。

では。