海の向こうの騒乱をみながらも、さて、自分の足許を見つめないわけにもいかぬ。
Global Firepower というところが、毎年、核兵器をのぞいた軍事力ランキングを発表している。
その国の、人口、軍事費、兵力、陸海空の保有兵器、戦略視点からの地理など、50項目を数値化して、順位づけしているらしい。
最新のそれによれば、我が日本は、第5位なんである。
だから、上には、第1位の米国からはじまって、露、シナ、インド、の4つの国しかない。
ちなみに、ウクライナは、22位。
武力はこれを持たない、と内外に宣言したものの、その後、冷戦下の集団的な安全保障体制に組み込まれる過程で、あくまで防衛力とかいいながら、再軍備。
結果、堂々たる軍事力を持っているのですよ、僕らの祖国は。
もちろん、持っていることと、これをどう使うべきか、ということがセットではっきりしていないといけないけれど、
どうしようもなかった、とはいえ、やっぱり国を挙げての不正直だったわけで、これからは、この事実をキチンと受け止めて進まなければと、特に、有為の世代に向かっては、期待を込めて言いたいものだ。
核アレルギーを含め、臭い物に蓋をするような態度でウダウダとやってきたベビーブーマーの世代(1946~1964年生れ) の思想を、葬り去ってしまう迫力でもって。
穏やかな平和愛好者がすむ列島、けれど、ひとたびこれに攻撃を加えた日には、激烈なる反撃を覚悟しなければならない国。
だから、アンタッチャブルな日本として、国際社会では生きて行く。
これからの道はこれしかないだろう、とは前にも書きましたけれどね。
では。