組織ぐるみの薬物使用が認定されて、国として、主要な国際大会から締め出しをくらった時、表彰における国歌使用も、差し止められることになった。
そこで、国歌に代わる曲を、なにか選定しなければならない。
それならば、お国のフォークソング、カチューシャを使いたいと希望した。
いやいや、その曲は、貴国を連想させることにおいて露骨過ぎる、ということで却下。
結局は、チャイコフスキーに落ち着いた、という経緯らしい。
この話を聞いて、国歌のように愛唱されている曲があるってことは、幸せなことだと思った。
自分の国には、そういうものが、すぐに思い浮かばないからだ。
80年くらい前までは、『海ゆかば』が第二の国歌として推奨されていて、なかなかいい曲だとは思うが、チト好戦的過ぎるし……。
読者諸氏には、準国歌としてお奨めの曲はありやなしや?
ということで、『Deer Hunter』(1978年、米)のエンディング、God Bless America が、およそ喜ばしくなく歌われるシーンを聴いている。
では。