同僚の、孤高の長距離ランナー、ルノワール氏の、
履き込んで絶妙にくすんだ、スニーカー(白) をロッカールームで見かけたので、それを絶賛したら、
― 虹とスニーカーの頃、ってやつです、とのご返事であった。
わがままは~、と煽ったところで、若き世代に通ずるはずもなく、
せいぜい、ジジイとスイカの頃?、くらいにしか聞こえないだろうね。
ルノ氏によれば、この曲が登場する以前は、ズックといっていたけれど、これを境に、スニーカーという言葉が一般化した。
それって、彼ひとりの都市伝説じゃあないの?、と思うんだけれど。
僕は、と言えば、チューリップあたりには、世代論的に、音楽的なルーツが知れている感があって、あまり身を入れて聴いたためしがない。
これは、サザンオールスターズにも言えて、こっちは、歌自体は別として、やっていることが、もっと陳腐に思えてしまう。
高校時代からの友人、K君の年賀状には、
― 昨年は登山ばかり、次々に出てくるビートルズのリマスターCDを聴きながら絵を描いてます、とあった。
悠々自適な生活なんだろうな、きっと。
いまだその境地に達しない萬年は、ビートルズをこんな風に仕上げているものに心惹かれます、最近は。
なお、フィービー スノーは、2009年に60歳で亡くなった。
では。