なんとなく,くりすます

感受性ある松本住みの方々ならば、すでに実感しているんでしょうが、日の入りが遅くなっています。

今冬は、12月6日が、日没の最も早い日であった。

他方、日の出は、1月8日が最も遅いので、あと2週間あまりは、早朝の暗さを我慢しなくてはならない。

― 俳句の季語として、最初に取り入れられたカタカナ語はなんだか知ってる?

家人が、(試すような風情で) 訊いてきた。

― 正岡 子規。
でも、当初は、くりすます、と、ひらがなだったんですけれどね。

明治になって、ほんの20数年経ってのこと。

やかましい、と詠っているので、当時既に、宗教の縛りを解かれたクリスマスに浮かれていたらしい。

背景には、日本と日本人が後方から追いつこうとしていた近代的な西欧へのあくがれが在ったことは確かなんだけれど、

是非はともかく。

自分の愉快と心地よさのためには、事の由来など、とんとおかまいなし。

手当たり次第に利用してしまう、自称仏教徒?の日本人は、今に始まったわけでもないから、安心して楽しめばいい。

では。