長崎戦(12/5) 開始前のピッチ。
山雅U -15 の、JFA U – 15 全国大会に向けた壮行会が催された。
須藤 右介監督の下、北信越大会4ゲームすべてをPK戦で勝ち抜いた、そのしぶとさが強調されていました。
夏のクラブユース(全国)大会では、グループステージで敗退してるから、身につけたそのネヴァーギブアップ精神でもって、雪辱をも期して、躍動してもらいたい。
ゲーム後。
今度は、U – 15 レディースの、小林 陽介コーチと立ち話。
シーズンの区切り、日頃ユースの世話をみてもらっている感謝を申し上げる、
それと、JFA北信越のサイトでは、ユース世代の日程や結果、順位がわかりにくく、かつ更新も遅いので、直接に確かめたいこともあった。
山雅レディースは、全日程を終了。
前半戦 2位で、おそらく通期でも、2位だろう、とのこと。
結成2年で、着実に力をつけている。
今季は観戦ならなかったけれど、昨年観た限りでも、ベーシックなことを教えている、という印象だった。
さて、来季に向けては?
卒業していく年代には、今季のくやしさを次世代に引き継いでもらって、
サッカーの楽しさを教えて行きたい、とのことだった。
前日もご紹介した、Jリーグ全クラブの 2021~2022移籍などの情報(☞Jリーグサイトはここから)をみていただくといいが、力有するクラブでは、ユース組織から着々と昇格させている。
山雅も、RAZUSOといった支援手法を使いながら、そういう分野で追い込みを始めたけれど、この動きは、たとえ、トップチームがどのリーグに居ようとも止めてはならない。
だって、Jリーグ参入後、すでにひと昔が経過しているんですぜ。
長崎戦、稲福 卓のデビュウ戦での奮闘を目撃したアルウィンは、ユース組織の重要さを痛感できたはず。
ところで、2020年Jクラブの決算から、
主にサッカースクールの月謝からなる〈アカデミー関連収入〉をみてみると…、
我が山雅は、1,400万円。
これに対し、大宮、新潟、東京ヴェルディは、その約10倍、つまり、1億数千万の収入がある。
ファジアーノ岡山でも、山雅の 4倍程度。
FC東京FCに至っては、4億2,000万円弱。
人口が密集したホームタウンを持っていれば、スクール生も多い、と言ってしまえば、それまで。
アカデミー関連収入が億円規模になると、将来の昇格候補を多数擁すのはもちろんのこと、営業収益の柱として無視できない分野に違いない。
東京ヴェルディなど、優秀な若手を他クラブに移籍させる際に先方のクラブから移籍金 (=契約違約金) 収入を得ているはずだから、ひとつのビジネスモデルにもなっているだろう。
そこで、これからが、萬年式ビジョン。(以前からの主張ですが)
こうなったら、山雅は、スクール生から月謝なしとする、日本初の Jクラブを目指したら?、と思う。
口で言うほど簡単ではないだろうが、現状の、少ない収入のうちに無料化を導入し、地域に向かって、少年少女の育成、鍛錬の機会をば大胆に開放する。
たかが、降格だなんだで浮足立つのではなく※、将来への投資こそが大切。
※ 名波氏が更新挨拶でいうとおり、来季は来季でこれまで以上の困難にぶつかるやも知れません。
いまが最悪、とかの保証などないのだから、継続すべきことに手を抜かず耽々とやる。
より良い明日のために、今日はなにをする、この姿勢で行きましょうよ。
註: アカデミー関連収入が0円のクラブがあって、それは、山形、群馬、町田なんですが、おそらくは決算上、別会社の収入として計上していると思われる。
では。