― きのうまでの、氷雨。
これで、雪でも降れば、もっと静まっていいんだが
葉が落ちて たたでさえ明るい、冬の森
見上げれれば 蒼穹は高く
あとすこし経てば 山脈の上 サッと朱色を引いた西の空には
宵の金星が 輝きを増すことだろう
季節に色をつけるとしたら、冬は、青。
この季節はまた清潔でもあるから好だ。
けれど、寒さに負けて安逸に過ごしがちなる。
気をつけなければ。
流行り病を口実にして先延ばしのことにも、手をつけないと。
さて、スイングル シンガーズによる、この対位法的、ポリフォニー構造のアレンジは、グループ定番のひとつ。
原曲は、ビートルズによるふたつの曲で、
通称『ホワイトアルバム』(正式タイトルは The Beatles、1968年発表)の同じ面に、5曲離れて置かれている。
オモチャ箱の中から、つつましい曲想の2曲を、選んだってことか。
今回、新しい趣向で動画がアップされたので、聴いてみる。
加藤 和彦(1947~2009.10.16) は、
無人島にたったひとり行くハメになったなら、このアルバムを持っていく!、と語っていたけれど、いまごろ天国?で、この曲たちを聴いているのかしら?
では。