今節の対戦相手、ヴァンフォーレは、現在 4位。
昇格枠の 2位に入る可能性は、まだ消滅していない。
けれど、それはあくまで、数字上のことであって、
京都と長崎(3位)がよっぽどの下手を踏む条件の下、自身は、すくなくとも、3勝以上しなくてはならないから、限りなくむづかしい。
他方、我が山雅、数字的にはネヴァーギブアップな、残留戦線上には在る。
が、いままでの勝率からすれば、これから3勝は、虫のいい話でおぼつかい。
となると、〈それぞれが昇降格のかかった落とせない決戦〉とでもメディアは煽るんだろうが、そこそこの緊張感は必要だけれど、あまり〈決死〉に傾き過ぎてもどうか、と思う。
今有する武器を最大限に活せば、その先には勝利が在るはず、それぐらいの意気込みでけっこうだ。
4月(第8節)の対戦以降、ヴァンフォーレのことなどカマっている余裕など、当方にはなかった。
加え、それなりにいいチームなんだろうが、ほとんど華を感じないこともあって、とにかく情報に欠けて、まぁ、知らないチームになっちゃった。
しかも、事前にその戦いぶりを確認しようとする気も、まったく起こらない。
困ったものです。
せいぜい、前回対戦では、こちらの右サイドを何度も切り崩した、FW泉澤 仁は好調なのか?、とみてみたら、アキレス腱断裂(9月初頭に)で長期の戦線離脱、と来たもんだ。
とは言え、泉澤を欠いてからここ11ゲームで、8勝1分2敗。
上位を猛追しているのだから、もはや、彼がどうのこうのチームではない。
アルウィンでも2得点した、MF長谷川 元希、あるいは、FW宮崎 純真のブレイクが、その穴を十二分に埋めているのだな、きっと。
それに、甲府のお家芸である、稼働率良き外国人プレイヤー(FWウイリアン リラ)の活躍もあるだろう。
ヒロこと、高崎 寛之の加入は、まぁ、保険をかけたようなものなのか。
……、でも、ここまで来たら、甲府対策にビクビクしても始まらない。
こっちは、なにを、自分への信頼の根拠にするのか?、が大切。
❶布陣、先発は、前節そのままを踏襲で。
前 貴之の復帰がやはりアウトなら、セルジ―ニョ、河合の共存時間を長くしながら、小手川 宏基あたりにどう繋げるのか。
要は、ボールを前へ前へ動かしながら時間を創る。
2列目から前のプレイヤーが、できるだけ高い位置で仕事をする。
中盤はあくまで強度を満たして、狩る。
後方でチマチマと、相手からは予測可能な、フロム足許ツー足許の、ボール回しに終始したところで、たとえば、セルジ―ニョが降りていってそのボールを捌くようでは、非生産的です。
縦の鋭いボールを多用しないと、甲府のディフェンス陣は崩せそうにない。
❷全得点の中で、セットプレイから、が50%近くの比率になっているはず。
これ、優秀なキッカーを抱えるということもあるが、やはり、空いたスペースに人とボールがなだれ込むような形での得点力が貧しい、ってのが真相。
プレイスキックの場合、すべてのプレイが止まることで走力差が帳消しになりますから、アジリティ不足も棚上げにできるわけ。
だから、センターライン後方であっても、獲得したフリーキックは、ペナルティキック内で勝負!、でしょうね。
このゲーム、セットプレイ、ディフェンダーによる得点で決まる気がします。
持てる手立てはなんでも総動員、でやってみて、結果(=勝利)を求める。
それが、来季へとつながりますから、きっと。
さて、何枚用意されたチケットかは存じませんが、既に完売とか。
山雅ファン&サポーターの熱意のたまものか?
萬年、希望した席が取れず、おそらくはホーム観客に紛れる格好で、大人しく観戦となりますけれど、こういう環境こそ、ココロの裡を熱く燃やせる絶好機。
懐かしのイツモアでお昼を買い込んでから、中銀、否、JITスタへ向かいますか。
では。