齢を加えたためか、昔にくらべ症状がだいぶんと緩慢になった。
とは言え、この季節は、花粉症に悩まされるのがならわし。
十数年前のある医学論文を読んでいたら、日本人の10%に花粉症状が発現している、とあった。
アルウィンが超満員になっても、ホームタウン総人口の 4% にあたる人々が集うに過ぎない。
それからすると、10%というのはその2倍強だから、かなりの数字だ。
(変な比較で、申し訳ありません)
天気に注文をつけられるわけもないけれど、願わくば、2日にいっぺんの割合で雨が降ってくれると申し分ない。
雨で花粉が地面に叩き落とされる日、そして翌日はすがすがしくクリアな晴天、という具合に。
『Early Morning Rain』は、ゴードン ライトフット(1938~ ) が、1966年に発表した曲。
カナダ出身のゴードンは、1960年頃ロサンジェルスに逗留していたことがあったが、ちょくちょくホームシックに陥った。
で、それを癒すため、ロサンジェルス空港まで出かけて行って、旅客機を眺めたようだ。
早朝の雨に、酔い醒めの身体。
数時間もすれば故郷の空を飛んでいるだろうボーイング707の離陸を見送っている、ミュージシャンがひとり……。
ナターシャセブンの日本語での演奏は、気が利いた訳で、原曲の孤独な雰囲気を保っていて好きだ。
要は、こんな雨が一日おきに、しっとりと降ってもらいたいのだ。
では。