モルゲンロート(2020.1.18 7:00AM)
16日に、フィル スペクターが、収監先のカリフォルニア州ストックトンの刑務所で亡くなった。
昨日の夕方になって知った。
うすっぺらな内容のニュースで、癇に障ったが、日本ではほとんど忘れられた存在だから、致し方ないか。
その死に深くココロが揺さぶられる音楽人は、萬年の中では、ロイ オービソン(故人)、チャック ベリー(故人)、荒木 一郎(その時がくれば)、そして、フィルくらいだろう。
享年81。
その死因は、どうもCOVID-19らしい。
2024年には、仮釈放の予定であった。
ブルース スプリングスティーンが、アルバム『Born to Run』(1975年発表)を制作するにあたって、
― ボブ ディランのような詩を、フィル スペクターのような音作りで、デュアン エディのようなギターに乗せて、ロイ オービソンのように唄うこと― を目標にしたことは、有名な話。
だから、そのアルバムのサイド2。
4番目の、最後の曲『Jungleland』を聴きながらフィルを偲ぼう。
(不思議なことに、この曲、二日くらい前、急に聴きたくなって再生していた)
フィルの霊よ、安かれ。
では。