山雅が甲府の地で闘っている頃、読者ご察しのとおり、萬年は、南長野に居たのです。
長野 vs 岐阜。
後半、岐阜は圧倒的に攻めたてた。
中島 賢星のミドルがポストを叩くなど、決定機を演出したけれど、遂にゴールを割れず。
0 – 0 のドローで、終了の笛が響く。
結果、最終節を残すものの、上位2チームとの勝ち点は縮まらず……。
昇格が九分九厘潰えた※ことを悟るファンサポーターの無念で満ちるアウェイのゴール裏。
(※次節、長野と相模原がともに負け、かつ、岐阜が10点差くらいのスコアで勝利しない限り)
他人の喜怒哀楽に同調することの乏しい萬年ではあるけれど、ほとんど声も出ない静寂にあって、我が山雅もいつか辿ったような道だよなぁ、これ、と思っていた。
ゴール裏への挨拶時、掲げられたゲーフラを見ることもなく、フォワード#9は、数秒間深々と頭を下げるのだった。
―高崎も前田(遼一)も、本来の力を出せなかったね。
ボールがあんなに繋がらないなんて、と家人。
―あぁ、たとえば、ヘディングでの行ったり来たりが5~6回も続くってのが、J3の戦い方の象徴だよ。
ほかには、GKにやすやすとキャッチされてしまうクロスの質とか。
サッカーは決して独りでやるもんじゃないってこと、普段観ているディビジョン2のクオリティの高さ、そんなことを体感できたのならば、南長野遠征は大いに価値があった、としておきましょう。
でも、チーム岐阜とそのファンサポーターよ。
たとへ一縷の可能性であったとしても、それを追い求めよ。
では。