画に描いたような夕立があった昨夜だった。
暮れていく外を眺めながら、『野良犬』(1949年公開)のワンシーンを想い出す。
犯人を追う緊迫を盛り上げるのに、叩きつけるように地を打つ夕立が、効果的に使われていた。
そして明日は、立秋。
だから、今年の便りは、残暑のお見舞い、だ。
街は、たとえ無残であろうと、いや無残であるからこそ、時の流れを刻んでいて愛おしい。
……とか思いながら、先日は、北の街で裏通りを歩きまわっていた。
こんな風景を拾いながら。
そして、ルノワール氏を泣かすのが、今回の趣向。
では。
〈コメント〉
☞つーさん より (8/6 15:54)
涙は心の汗だ ?
吉永小百合さん主演の「青い山脈」そして「狂った果実」の看板、
けれど喜怒哀楽を出すこともいたって少なくなっている。老いのせ
走りに情熱を燃やし私より遥かに濃厚な1日を送られるルノアール
では、また。