唄の文句じゃあないけれど、そんな感慨に浸っている。
昨日のこと、出勤したヤナさんが、
―トップリーグの某チームが大然にオファーを出していますよ。
どこだか、いいましょうか?
―いや、待って。ちょっと考えてみるね。
しばらくして……、
―そのチームって、在阪のところでしょう?
前田 大然が大阪出身であることは知っていたので、そこまでは容易に絞れた。
当初、ガンバかなと思ったが、いや、スピード豊富なピースはそこそこ揃っているよなぁ。
すると、堅守からの反転攻撃というスタイルからセレッソか。
やはり、どうもそのようだ。
昨季のセレッソ、失点の少なさではリーグ断トツで1位。
けれど得点数は下から7番目くらいで、攻撃力の乏しさがいまでも課題なのだろう。
(あと、欧州から出戻った者に触手を伸ばす習性もある)
トップリーグでの常時出場は、注目度や評価をもらえるチャンスも大きいから、J1のステージでやるのもいいだろう。
で、ひるがえって山雅を眺めると、今取り組んでいるサッカーには、大然の居場所があまりないだろう、とも思えてくる(負け惜しみでもなく)。
ボール保持に長けたタレントを有効活用する戦術が、ますます顕在化。
直線的に切り裂くカウンター攻撃ではなくて、流動的/多角的にボールを動かしながらスペースを獲って相手を崩す攻撃が見えてきた。
(ファーストディフェンスも、無闇に突っ込んでもいかない)
逆に言えば、J2では、カウンター攻撃に曝されるチームの筆頭になりつつある山雅。
このスタイルを、トップリーグで披露できるように精進するのが、今季のテーマのひとつなのだ。
いっそのこと、トップリーグに上がり、大然、裏を取ってみなよ、と見栄を切りたいね、山雅。
では。