その日、ふたりに舌を巻く。

この曲を聴いて、舌を巻いてしまった。
前半の抑制と、ここぞというところで高潮する歌唱は、自在かつストイックなんだよなぁ。

それを想いだしていたら、隣の助手席から、
―吉 幾三、なんだけどさ、と来た。

―あぁ、青森県では、立志伝中の偉人だね。

―五所川原出身の彼、たいした歌い手だわ。『と・も・こ』って歌……。

どうやら、米国のタレント発掘番組の中、吉 幾三がギターを抱えて歌う動画をご覧になって、かなりヤラレたようだ。

―昨夏、萬年が青森県人論をブッた際、ルノワール氏が激賞してたのを読んでないのね?

―とにかく、この人、すごい……。

という訳で最近、ふたりして、ふたりの歌い手に参ってしまった次第。

では。

〈コメント〉
☞つーさんより  (2020/7/04 16:49)
東京でベコ買うどころか…。
ルノ氏に、何気に吉幾三の話をしたら、即座に「ともこ」はいいよと感慨深げ。萬年氏のブログにあったと話したら喜んでおりました
圧倒的な声量と味のある表情で歌う曲はストレートに心に染みますね。
車の中での大人二人、円熟した歌手の話題、いいですね。
うちの奥などジャニーズの曲がかかると手振り身振りで踊り出すほうなので、何とも…。
では、また。
強風の中、勝ち点3を。