ホームベースは空けておく。

4年前、職業野球ではルールが変わり、キャッチャーがホームベース上でブロックすることが禁止された。
三塁線上に立てなくなり、ホームへ駆けこんでくる走者(の足または手)へ、ミットを差し出すようにしてタッグ(触球)する。

それ以前、キャッチャーはボールを持っていれば、ホームベースをブロックしてよかったけれど、その時でも、ベースの一角を空けておくのがルールだった。

走者に生還の道をすべて閉ざすような行為、たとえば、ベース上に覆いかぶさるような守備は許されなかった。

いまの風潮を眺めると、窮地に立った者を徹底して追い込んで、息の根を止める。
それを面白がっている感さえある。

生還のために、ベースの一角を空けるような仁義が社会全体から無くなってしまったかのようだ。

選挙において金銭をばらまいた、というが、むしろ受け取った方の腐敗に目が行ってしまう萬年。

こうなったらほんと、悪として糾弾される側に立ちたくもなる。

では。

〈コメント〉
☞つーさん より (6/20 15:53)
無理矢理、押し付けられたので。
贈収賄と言うのは、互いに公務員でないと成り立たないのだろうか。贈賄側は大きく取り上げられるけど、収賄側は、特に一般人だったりすると、あまり取り上げられない気がする。悪質性が少ないということかな。悪代官も越後屋も平等に裁いてほしいものです。

我が家では、困ったもので、加害者が突然裁判官に変身する。そして被害者である私が断罪される。冤罪を主張しても受け入れてくれない。これでは、一生家庭と言う刑務所に服役してるようなものではないか。自由と三食は保証されてるのですが…。
では、また。
☞萬年より (6/20 16:13)
受け取っておいて、それを漏らす、ってのが卑劣に思えてなりません。
素晴らしき結婚は、盲目の妻と、耳の不自由な夫の間に生まれる。
……、とモンテーニュは言っていますが、どうなんでしょうか?
では。