エゼキエル(Ezechiel)は、紀元前6世紀に活動した、古代イスラエル王国の預言者。
彼自身が、バビロンに捕囚された者のひとり。
異国の地で、ヘブライ人を宗教的/精神的に指導した、とされる。
ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画に描き込んだエゼキエル(1508~1512年に制作)は、キッと、横顔をみせて身構えていて、緊張がみなぎる。
さて、彼の手になる、エゼキエル書の第18章20節。
曰く……、子は父の悪を負わない。父は子の悪を負わない。義人の義はその人に帰し、悪人の悪はその人に帰す……と。
これ、当たり前のこと過ぎて、ピンと来ないか。
それほどに僕たち日本人は、ヘブライ社会が編み出した法観念の中に浸っている。
ただ、僕らが、血縁から解かれた個人主義社会に生きている、という意識をどれくらい深く持っているかは、けっこう怪しい。
自分次第で、自己の生き方と将来を選びとることができる。
―これを、希望と思うのか、重荷に感ずるのか。
せいぜい30歳を通過したら、今の自分は父母や祖先の仕業でこうなっちゃった、と言い訳は通用しないでしょうね。
では。
〈コメント〉
☞つーさんより (6/18 16:09)
親孝行したい時には父は無し
親が子の将来に期待するのは当たり前だし、子もそれに応えたいと
また、私自身、結構紆余曲折の人生を歩んだため母親にもかなり心 自身の性格を顧みて、親のせいだと批判的に思った時もあるが、自 寧ろ親は子の成長を支えてくれた唯一無二の存在であると、今は思 では、また。 いつも、そしてこれからも、的を得ていないコメントで、お許しを
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