正義は残虐。(麦秋の頃かつて)

六四事件から、ちょうど32年の日、相方が急に、

―あの日、あなたさん、黒いタイを締めたのよね。

ほぉ、当人はまったく忘れていましたよ。他愛ないもんだ。

年齢を加えた今では。

人民〈独裁〉の体制下。
独裁なんだから、ああいう収拾はフツーにありだよなぁ、と思うようになった。

たとい、自由主義の社会であっても、正義とやらによる断罪のむごさ、これは日常茶飯のことだもの。

  法の盾と正義の名の下に行なわれることほど残虐なものはない。

                       by モンテスキュー

ただ、それが自由主義であろうと、独裁体制であろうと、そこに在る人種(民族)間の不当な扱いには、同じ態度で臨みたい。

一方は気軽に論評、他方は知らんぷり。
それはないでしょう。

では。

〈コメント〉
☞つーさん  (6/14 6:34)
的を得ていないコメント
敵側から「捕虜の中から1人女を差し出せ。」との命令が来る。所謂、普通の女性達、兵隊達が「あなたはそんな商売してたでしょう。なら平気よね。あなたが行きなさいよ。」と捲し立てる。その女性は、恐怖で涙し震えながらも行かざるを得なかった。
昔読んだ本に、そんなシーンがあったのを何故か思い出した。
では、また。