立原 道造(1914~1939、詩人)は、東京帝大工学部建築科の卒業。
新進建築家としてデビュウした矢先、肺結核によって他界した。
信濃デッサン館(上田市)には、彼に関するささやかな展示室がある。
原稿用紙に書き込まれた詩文 (1934年11月頃の作)。
秋元邸新築外観デッサンと、平面見取図 (1938年5月6日)。
撮影禁止だったが、そこは倫理観乏しき萬年のこと、かまわずに盗み撮った。
ひっそりと小さな住居の考え方は、当時でも異色だったとは思うが、80年経ってさらに魅力的だ。
デッサン館はけれども、今は無期限で休館中であるから、読者諸氏に来館をおすすめできないのが、まことに残念なのだ。
では。