はるか此方の 野次馬よ。

野次馬の語源は、おやじ馬、との説あり。

もはや役立たずとなった老馬が、その責任のなさのゆえにむしろ、世の事象についてやたらコメントをしたがる、というのがその真意らしい。

ポリスによるアフリカ系青年の殺害をきっかけに、全米に沸き起こったデモや暴動。

そうしたら案の定、太平洋のこちらでは、無責任なコメントを、さも良識派であります、とばかりに言う連中がわいてきている様子。

不当な差別への抗議と、略奪とは全くの別物。前者は容認できるが、後者はご法度だ、云々とか。

抑圧されたエネルギー奔出の実相を、火の粉を浴びないような場所にいて、さも訳知り顔で言ってくれるよ、まったく。

自分で手を汚す覚悟もない評論家ばかりなのか、この国にあるのは。

では、ごめんください。