並木座(銀座)も、全線座(渋谷など)も、いまでは遠い遠い昔になりました……
せめては、架空の暗闇に身を沈めんと。
幕がせり上がるあのワクワクを、あれやこれやと楽しもう。
手控えに、2020年上半期時点の、当館ベスト10をつくってみました。
公開年順に並べて……、
❶土曜日の夜と日曜日の朝 (1960年 英)
❷夕陽のギャングたち (1971年 伊西米)
❸バニシングポイント (1971年 米)
❹マーフィーの戦い (1971年 英)
❺ダーティハリー (1971年 米)
❻フェリーニのアマルコルド (1973年 伊仏)
❼新幹線大爆破 (1975年 日)
❽北陸代理戦争 (1977年 日)
❾グロリア (1980年 米)
❿セント オブ ウーマン (1989年 米)
『シェーン』(1953年 米) を入れようか迷ったが、世にいう〈名作〉はやめた。
あと、『キューブ』(1997年 加) は泣く泣く選外だ。
こう書き下すと、1971年は当り年だった!
作品に、時代と映画づくりの才能を代表させた、という気持ちが強いです。